二軒長屋の問題
今月の事例
古い二軒長屋に住んでいます。もう一方に住んでいる隣人が、老朽化が進んでいるため住居を取り壊して土地を他人に売却し、引越ししたいと言って来ました。私はこのまま住み続けたいと思っていますが、長屋の片方が取り壊された場合、私の住居の外壁を造る費用などはどうなるでしょうか?
(朝日法律相談より)
両者間で対応策の話し合いを
1棟の建物を、一方向の壁を共有する二つの住居に区分して、家主が二人の借家人に貸す、または二人に分譲する「二軒長屋」の形態は、昔は数多く見られました。アパートやマンションなど部屋数の多い建物を造る方が家主にとって収益性が良いこともあって、近年は少なくなっている形態です。しかし古くからの二軒長屋が老朽化するにつれて、今回のご相談のような事例は起こりうる話です。
今回の場合は、隣人が自身の所有分を売却しようとしていることから、あなたと隣人が、二軒長屋のそれぞれを買いうけて所有している状態と思われます。
二軒長屋の処分は、二方の住居の所有者の同意のもと、一括して同時に売却できれば最も簡単です。しかし、それぞれにうまくいくとは限りません。
隣人が自身の所有分をほかに売却しようと考えても、古い建物のままでは買い手がつきにくいため、住居を取り壊して更地にするなどしてから売却するというのは現実的だと思います。その際、壁や柱、はりがつながっているあなたの住居への影響は当然大きくなります。状況によっては、あなたの住居の存続が危うくなったり、著しく寿命を縮めたする危険性があります。(以下、略)
【所見】
いわゆるタウンハウスなどは、戸建てに手が届かない、庶民層でも、少し無理をすれば買えるかな、という価格で取引されているようです。
わんぱくざかりのお子さんのいる家庭にとっても、おもう存分、走りまわることができるのではないでしょうか?
しかし、長年暮らせば、上記のような問題も待っていることも承知しておかねばなりません。
古くなるといっても、シロアリ、雨漏りなどしなければ、木造住宅は「半永久的に」存続するものです。
資源も無限ではないので、可能な限り長く暮らすべしと言いたいです。
もっとも、将来、高収入の見込める可能性がある方なら、戸建てを先ず考えるべきでしょうが、そうでなければ、知恵を出しつつ問題を乗り越えていくしかないでしょう。


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