チラシだけじゃわからない。朝のラッシュは?夜の防犯は?
平成19年2月28日(水) 朝日新聞より
チラシだけじゃわからない。朝のラッシュは?夜の防犯は?
「現場に行け」。日々こう怒鳴られるのが新人記者。次に頂くお小言は、「もっとよく見て、聞いて来いっ」。かく言う私もそうでした。実はこれ、住まい選びにも言えること。家賃、間取り・・それだけで決める前に、まず現場を徹底調査。(I、K)
「店頭チラシで分からない情報は結構あるんです」こう話すのは「お部屋探しのプチ・トリック」(アスペクト)を書いた不動産業のT(34)さん。
たとえば広さ。壁の中から測る「壁心面積」で書かれていると、それより小さい。窓のない部屋は「納戸」(なんど)の扱いになるはずだが、これを居室(きょしつ)と称するチラシも。「だから下見はメジャー必携。家具の納まりなどは自分で確認を」
給湯器、エアコンは必ず動作確認。新築はコンクリートからの湿気も多めなので風通しも要確認。
集合住宅の苦情の王様は床騒音。ドスンという衝撃音が響きやすいのは、木造、鉄骨、鉄筋コンクリートの順。(略)
さて、何と言っても現場でわかるのは環境。業者の案内とは別に、曜日や時間を改めて行くべし。工場や商業施設の騒音やにおいは平日と休日で違う。
「夜討ち朝駆け」もぜひ。朝はラッシュを体験可。夜は駅から歩き、物騒な感じがしたら考えもの。
近所付き合いがしっかりある物件はお薦め。下見中に不審がられる位がマル。
特に賃貸専用は人付き合いが希薄気味。それはマナーに如実に出る。(略)
実は近所への聞き込みも効果的だ。今後住むならあいさつ代わり、住まないのならこれが最後。だから恥ずかしがる必要なし。
ためしにある団地の交番を訪ねると、中年のお巡りさんは、「私の立場じゃなんともねぇ」と言いつつ、「周辺の街は窃盗が多いけど、この交番は結構ヒマ」と教えてくれた。
【所見】
10月30日埼玉県川口市で女性が(木造)アパートで犯罪に巻き込まれるという痛ましい事件が報道されております。このアパート、以前にも、同様の事件がおきていたそうです。個人情報を守るという視点から、事件の公表は控えられたそうですが、ドスンドスンという音を聞きながら、下の住人は「避難」したそうですから、あいた口がふさがりません。
賃貸専用に建てられた住宅は、「人付き合い希薄」というのは本当のようです。
普段は無関心でも、本当に困ったときも何もしてくれないというのも困りモノです。

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